HOPEのポテンシャイン

都内の働きウーマン30代。「仕事・キャリア」「自己啓発」「お出かけ・旅行」「ソロ活」が多めの雑記が中心。キャリコン勉強中。パラキャリが目標。

《書評》ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言(田端信太郎/NewsPicks BOOK)の感想

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
田端信太郎/NewsPicks BOOK

1.本を読んだきっかけ

Twitterでしきりに見かけたのは、この本の表紙です。自分自身、パラレルキャリアを目指し始めたこともあり、「ブランド人とは何だろうか。」という問いに答えてくれること期待して購入しました。

また、副題の「会社の奴隷解放宣言」という表現が気になりました。私は今でも会社員ですが、「会社の奴隷だったんではないか。」と思うことがあったからです。この答えあわせを、自分なりに本を通じてしてみることにしました。

2.著者

田端信太郎

会社員生活は、NTTデータの営業からスタート。たった2年でしたが、がむしゃらに働き、社会人の基礎を徹底的にマスターしたようです。そして、リクルートライブドア、LINE、ZOZOと名だたる最先端企業に、全て引き抜かれて渡り歩いています。しかも、プロ野球選手以上の収入とのこと。リクルート時代には、一世を風靡したフリーペーパー「R25」を立ち上げた張本人です。

自分しかできないことを求めて奔走していくアグレッシブさ。
Twitterを見ていると、よく見かけるのがオンラインサロン「田端大学」です。
camp-fire.jp

田端塾長から直接、ブランド人になるためのイロハをご指導いただけます。オンラインサロン自体の利用経験がないので、近々で何かオンラインサロンに加入してみたいと思います。

3.本の構成

  • 第1章:君は誰を笑顔にしたか?
  • 第2章:己の名をあげろ
  • 第3章:会社なんて幻想だ。大いに利用せよ
  • 第4章:市場を支配しろ
  • 第5章:発信者たれ!
  • 第6章:真っ当な人間であれ
  • 第7章:たかがカネのために働くな
  • おわりに

お会いしたことはないですが、文章の語調が、まさに田端さんご本人の勢いあるお人柄を表しているようです。この本は、田端さん語録のような感じで、田端さんの考え方を知れる機会になるかと思います。歯切れの良い日本語でサクサク読めます。

読書が苦手な方でもサラッと2時間くらいで読了できるこの本は、かの有名なロングセラー本『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦① ブランド人になれ!』にインスパイアされて、書かれたようです。

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

4.オススメの理由

会社で働く上で、「自分という労働力」の価値をあまり考えていないなと気づかされました。すでに給料は決められたものであり、それが当然であると思い込んでいたからです。

私は今、けっして自分がブランド人とは言えませんが、まず自分の労働力は安売りしない存在になっていこうと思いました。例えば、年功序列の企業では給料交渉は難しくても、自分がやりたい仕事や、希望する配属先など交渉できることは多々あります。
このように自分にとって望ましいポジションを獲得していく主体性を、会社員でも持ちたいものです。

『個』の時代は確実に到来しつつあります。何かを取り組むに遅いということはありません。今から、『個』の確立に向けて、動き出そうとパワーをもらうことができました。

ブランド人になるための考えや方法論が、全部で44個紹介されています。机上に置いておき、ちょっとパワーが欲しいなと思った時にパラパラと読みたいと思います。田端さんがとても熱いパッションを持っていらっしゃることを、随所に感じる一冊です。

5.印象的なフレーズ

君の仕事がどれほどつらくても、誰にでもできる仕事であれば給料は上がらない。

よくいわれる誰にでもできる仕事とは3Kのようなもの。現在、肉体労働職をされている方から反発がありそうですが、「ドMではなく、ドSになろう」という表現をしています。「S」とは、サービス精神・スペシャリストの頭文字であると。そう思うと、「相手に思いやりを持って対応する」、「プロ意識を持って業務にあたる」など、心がけ次第で「あなたにしかできない仕事」に昇華するのではないかと思いました。

6.この本を読んでみた感想

田端さんが引き抜かれ続けた要因が分かりました。常に社外に向けて、収益よりもインパクト重視して仕事をしています。会社員ですと、上司を見て仕事している人も多いかもしれません。上司の成績になるように、ただただ言われた通りに、行動する。残念ながら、それでは会社をひとたび出たら、「タダの一般人」です。

仕事のインパクトで、社外の人に「どう自分を認知してもらえるか」を重視ながら取り組んでいきたいと思いました。

7.この本は、こんな人にオススメ

-田端節を聞いて、元気が欲しい
-ビジネスパーソンとして、『個』の時代を生き抜きたい方
-ブランド人になって、脱社畜を目指している方
- 凝り固まった会社組織で働いて、何か刺激が欲しい
-とにかく現状を脱して、行動したい!と思う方

8.やってみようと思うこと

○「やること」ではなく、「やらないこと」を考えてみる
○型にはまらず、おもしろい道を選ぶ
○フォロワー1,000人達成(今年の目標は、300人)

ということで、心より皆さんからのフォローをお待ちしています(笑)
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