HOPEのポテンシャイン

都内の働きウーマン30代。「仕事・キャリア」「自己啓発」「お出かけ・旅行」「ソロ活」が多めの雑記が中心。キャリコン勉強中。パラキャリが目標。

【通学1日目 】日本マンパワー キャリアコンサルタント養成講座のスクーリング<記録と感想>

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はい。輝きある可能性をお届けするHOPE(@poteshine)です。

今までの業務経験で営業や相談業務をしたことがあり、「対人支援」にはずっと興味がありました。

そこで、人材会社に勤務しているわけではないですが、今後の自分の生き方やパラレルキャリアを考えるうえで、キャリアコンサルタントの資格取得をすることにしました。
hope-poteshine.hatenablog.com

キャリアコンサルタント国家資格で、私の場合は実務経験がないため、養成講座への参加が必要になるため、日本マンパワーさんの講座に申し込みをしました。

いよいよ、1日目スクーリング(9:00〜18:30)が開始しましたので、その記録と感想を書きます。

はじめに

日本マンパワーの養成講座の特徴として、学科試験に向けてはテキスト6冊とオンライン動画通信教育が中心になります。そして、実技試験に向けては、グループワーク実習の通学講座(スクーリング)全10回が中心になります。

そもそも、受験資格を得るためには、添削問題(全3回)の提出と、スクーリング出席が必要になります。


修了基準を満たすポイント

通信教育では、添削問題を全3回提出し、平均60点以上が必要です。ただし、自宅受験なので、習熟度が心配な方でもテキストを参照しながら解答することができますので、心配する必要はありません。

スクーリングでは、出席率80%以上が必要です。遅刻した場合は、15分単位で時間管理されます。交通機関の乱れが起きても考慮されませんので、予め出席できない日が分かっている場合、別コースに振り替え申請をするようにしましょう。

テキスト

全6冊あります。
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- テキスト1:キャリアコンサルティングの社会的意義
- テキスト2:カウンセリングに関する理論
- テキスト3:キャリアカウンセリングに関する理論
- テキスト4:アセスメント/メンタルヘルス
- テキスト5:キャリアコンサルティングのに必要なスキル
- テキスト6:労務管理論/労働法規

このうち、1日目はテキスト1のみ使用しました。なお当日は、別途スクーリングレジュメ実習プリント一式が配布され、それも使用しました。

講師・事務局

講座を受ける点で、講師は重要なポイントです。分かりやすさはもちろん、モチベーションにも影響するからです。
当日の講師は全国で指導をしているベテラン女性(50代くらい?)でした。

また、当日スタッフとして、事務局が1名います。日本マンパワー卒業生が担っていました。卒業後にこういった経験が積める可能性があるのは良いですね。

受講生

総勢20名です。研修スタイルのように島型の机が4グループあります。そこに、座席指定制で5名ずつ着席します。なお、他のコースで受講している方が、振り替えで受講されている方もいました。

意外だったのが、ほとんど人材会社勤務の方がいないことでした。

皆さんの受講目的は多種多様ですが、休日に時間と費用をかけて勉強するのですから、前向きな方ばかりです。例えばこんな方々がいらっしゃいました。


- 現職でキャリコンの必要性を感じている

- 退職後の仕事にしたい

- 現在の仕事が不安なので、勉強しようと思った


年齢層は、30代〜60代くらいまで幅広くいました。

説明会に参加したときの印象とは異なり、女性は2〜3割くらいでしたね。
説明会に参加したときの様子は、こちらで書いていますので、よろしければどうぞ。
hope-poteshine.hatenablog.com

なお、隣の教室では別コースのスクーリングが行われていましたが、女性比率が高かったです。男女比率は、申込コースによって大きく異なるようです。

具体的な内容

1日目のカリキュラムです。

  1. オリエンテーション
  2. キャリアコンサルティングについて
  3. キャリアコンサルタントの倫理基準
  4. 社会及び経済の動向並びにキャリア形成支援の必要性の理解
  5. カウンセリングの技法1(心のメカニズム:自己概念と経験)

キャリアについて

「キャリア」とは、経験、昇進や異動などの客観的なキャリアと、個人がどう捉えるか(意味づけ)という主観的キャリアがあるということです。

キャリアコンサルタントの倫理基準について

法的拘束力はないですが、倫理基準があります。

なぜ、倫理基準が必要なのかというと、

・信頼関係を構築するため
・キャリアコンサルタントの質を担保するため
・一定の規準、拠り所となるため

などの理由があります。

キャリアコンサルティングの社会的ニーズについて

厚生労働省が、セルフ・キャリアドックという制度を始めています。

「セルフ・キャリアドック」とは、企業の人材育成ビジョンに基づき、体系的・定期的なキャリアコンサルティングの実施を含め従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取組のことです。
引用:セルフ・キャリアドックとは | セルフ・キャリアドック導入支援サイト

AI化、少子高齢化など外部環境の変化はもちろん、キャリア教育など教育現場の支援や能力開発など企業内の支援、そして「人生100年時代」のなか、労働力の調整を図る必要性も出てきています。不確実性の高い時代になってきていますから。

日本では、まだまだキャリアコンサルタントの認知度は高いとは言えません。

だからこそ、フラッと「キャリアについて考えられる、話すことができる」環境が身近に増えるといいな、作れたらいいなと思っています。

グループワーク(ペア)について

もっとも記憶に残っていることが、好きなものについて、話し手と聞き手に別れて、グループワーク(ペア)を行ったことです。

話す場合は、日ごとの会話のようで問題ないのですが、聞き手になった場合は、「話し手自身に興味を持った質問」をする難しさを痛感しました。
 

さいごに

国家施策で年々増加しているキャリアコンサルタントですが、課題として「キャリアコンサルタントの質を担保する」ことがあります。

【キャリアコンサルタントの能力要件の見直し概要(厚生労働省)】
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11805001-Shokugyounouryokukaihatsukyoku-Carrierkeiseishienshitsu/0000199646.pdf


スクーリング修了要件の延長

2020年から、この養成講座(スクーリング)の修了要件が、現在の10日間から12日間に延長されるようです。

確かに、カウンセリングスキルは一長一短では身につくものでありません。また、世の中の就業状況や法改改正など動向をアップデートし続ける必要もあるでしょう。

資格は、目標ではなく手段ですが、まず資格取得というパスポートを得るためには、10日間でサクッと取得できるに越したことはないと思いました。社会人にとっては、貴重な土日のどちらかが一日潰れ、仕事の繁忙さとの兼ね合いもあるからです。

継続的な能力開発のためには、資格取得後、クライエントに的確なカウンセリング対応ができるよう、研修や実務を積んでいけば良いと思います。


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スクールに掲示されていた「合格体験記」

カウンセリングスキルは、人生を生きる上での道しるべになりますから、生涯にわたって勉強しがいがる内容だと感じています。

30代から勉強を始めても、60代まで続けたらおよそ30年。まだまだ大ベテランになれる可能性がある領域ですね。


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